エアコンのオーバーホールで電気代が節約?!エアコンメンテナンスの必要性を解説


 こんにちは。

 東京都品川区で主に業務用空調設備の修理・メンテナンスをしております

空調電機工業株式会社です。


 2月は、春のような陽気の日もあったり、雪が舞う日もあったりと気温差が激しい1ヵ月でした。今年の桜の開花は例年より早くなるという予測が出ていますが、3月の気候はどうなるでしょうか。

 さて、気象庁は今年の夏も高温になるとの予測を発表しました。昨年同様、暑さがやってくるのも早いかもしれません。夏場、快適にエアコンを使用するためにも早めにエアコンのメンテナンスをするのはいかがでしょうか。


 ほぼ1年中使用しているエアコンのお手入れはできていますか?エアコンのメンテンスは2~3年に一度することが推奨されています。エアコンのメンテナンスは、オーバーホールやクリーニングといったことを指しますが、具体的にどのようなことをするのかご説明いたします。


■エアコンのオーバーホールとは?

 

 エアコンのオーバーホールは、エアコンの分解洗浄作業のことをいいます。つまり、エアコンの室内機をある程度まで分解し、それぞれのパーツを洗浄してから再び組み立てるお手入れのことです。


手入れをせずに長期間使い続けたエアコンの場合は、汚れや臭いが残ってしまう可能性があります。蓄積した汚れやカビは、オーバーホールで対応することをお勧めします。


内部を洗浄している様子

内部の汚れ


 なお、オーバーホールの料金につきましては、エアコンの大きさや機能、設置条件や状況、また、時期によっても変わってまいります。当社では、現地調査を実施し、随時お見積りを作成しています。



■オーバーホールのメリット


 では、オーバーホールを行うことによってどのようなメリットがあるのでしょうか。

 オーバーホールを行うと奥の部品にこびりついた汚れもしっかりと落とせるので、以下のような多くのメリットが得られます。


●雑菌の繁殖による嫌なにおいの改善が期待できる

●カビやダニによる健康被害を防ぐ

●ゴミの蓄積による故障を防ぎ、エアコンの寿命を延ばす

●冷房・暖房の効率が上がり、電気代が下がることがある


 中でも、とくに注目したいのが「健康被害を防げる」点です。 エアコン内部でカビが繁殖していることに気づかないまま使用を続けると、知らず知らずのうちにカビの胞子を吸い込み、肺炎などを引き起こす可能性があります。


 エアコンの洗浄は、呼吸器専門の医師も薦める有効な予防手段のひとつです。シーズン前にオーバーホールをしてしっかりと内部の汚れを取り除けば、安心してエアコンを使うことができます。


《 洗浄前 》


《 洗浄後 》



■オーバーホールは自分でも可能?


 エアコンの分解には、専門的な技術を要します。見よう見まねで分解すると、「組み立て方が分からなくなった」「パーツが歪んだ」といったトラブルに見舞われることも。

 さらに、感電や故障による火災といった重大な事故に繋がる可能性も否定できず、たいへん危険です。

 エアコンの構造に関する専門知識を有していない限り、自力でオーバーホールを試みるのはやめましょう。



■自分でできるお手入れとは?


 エアコン全面のパネルや、パネルを持ち上げてすぐの部分にあるフィルターに限っては、自分でお手入れすることも可能です。使用中のエアコンの取扱説明書に従って、掃除機や水洗いでの清掃を行ってください。また、清掃の際は、万が一の事故を防ぐために必ずコンセントを抜きましょう。

 なお、市販されているエアコン清掃用スプレーは、安易に使用しない方が無難でしょう。配合成分によっては部品の破損に繋がる恐れがあるほか、ホコリやゴミを奥に押し込んでしまう可能性もあります。

 自分でできるお手入れ箇所は、限られているため、奥まで十分に洗浄することは難しいです。取扱説明書に清掃方法が載っていない部分のお手入れは、無理に行わずにプロに任せた方が安心です。



■まとめ


 エアコンが夏本番で故障をしてしまうと、夏場は同様の修理依頼が増える為、業者が対応するまでに時間がかかってしまったり、部品やエアコン自体が在庫切れで対応できなかったりといったことが起こりえます。昨年の記憶も残っていると思いますが、酷暑の中、エアコンがない状態でしばらく過ごさなければいけないとなると大変ですよね。そのような状況にならないためにも、本格的なシーズンが来る前にエアコンのメンテナンスを検討してみませんか。


 弊社は、ビル管理者様や企業様より依頼を受け、簡易点検及び定期点検を行っている実績があります。お困り事や気になる事がありましたらお問合せ下さい。